今日の浄化リマインダー

今日も浄化で心を整えよう!

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今日の六曜: 仏滅
今日は特別な吉日ではありません。
  • 一粒万倍日: 2, 5, 6, 15, 16, 27, 28日
  • 天赦日: 6日
  • 大安 (六曜): 毎月変動(今日: 仏滅)
  • 寅の日: 7, 19日
  • 巳の日: 8日

宗像大社 辺津宮

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福岡県宗像市に鎮座する宗像大社(むなかたたいしゃ)は、日本最古級の神社の一つに数えられ、全国に約6,000社あるとされる宗像神社の総本社です。宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる「多紀理比売命(たぎりひめのみこと)」「市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)」「多岐都比売命(たぎつひめのみこと)」の三柱の女神を祀っており、古来より「道の守護神」として篤い信仰を集めてきました。これらの女神は、天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)から生まれた神であり、特に海上安全や交通の守護に力を発揮するとされています。

宗像大社は「辺津宮(へつぐう)」「中津宮(なかつぐう)」「沖津宮(おきつぐう)」の三宮から成り立ちます。辺津宮は宗像市田島にあり、宗像大社の中心として信仰を集める地上の拠点です。中津宮は宗像市大島に位置し、市寸島比売命を祀っています。そして沖津宮は玄界灘の沖合約60kmに浮かぶ沖ノ島に鎮座し、普段は一般人の立ち入りが厳しく制限されている神秘の聖地です。この三宮を総称して宗像大社と呼び、「海の正三角形」として宗像信仰の中心を形成しています。

特に沖ノ島は「海の正倉院」とも呼ばれ、4世紀から9世紀にかけての祭祀遺跡が良好に保存されていることで知られます。出土品は8万点以上に及び、その全てが国宝に指定されています。金銅製龍頭、鏡、武具、勾玉など多彩な奉献品は、大和朝廷が国家の繁栄と航海安全を祈願していたことを示しており、古代日本が大陸との交流を続けていた歴史的証拠ともなっています。沖ノ島全体は神体として扱われ、上陸できるのは限られた神職のみという厳格な禁忌が守られてきました。この神聖さが評価され、2017年には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。

宗像大社は、古来より朝廷や武家の信仰を集めてきました。『日本書紀』にも記述が見られるほど古くから国家祭祀の中心に関わり、遣唐使の航海安全祈願もこの地で行われました。鎌倉時代以降は源氏や平家といった武士からも篤い崇敬を受け、後世には九州を代表する霊場のひとつとして発展しました。

現在の辺津宮の境内には、国宝に指定された「宗像大社神宝館」があり、沖ノ島から出土した貴重な奉納品が展示されています。また、境内の森や池は四季折々の風景が美しく、訪れる人々に神聖な気配と安らぎを与えています。

宗像大社は、交通安全、特に海上安全や旅行安全の守護神として広く信仰されてきましたが、現代においても「人生の道を守る神」として、多くの人々が進学や就職、人生の岐路に立つときに参拝する場所となっています。日本古来の自然崇拝と神道信仰を今に伝える聖地であり、その壮大な歴史と神秘性は、訪れる者に深い感銘を与え続けています。

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